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有害性指摘の有機フッ素化合物PFASの一種「PFOS/PFOA」とは?

◆PFAS(ピーファス)の概略

PFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)は、
1万種類以上あるといわれる有機フッ素化合物の総称です。

フライパンの表面加工や撥水剤などの日用品から、泡消火剤や半導体、自動車部品に至るまで、世界中で幅広く使用されています。
耐熱性や耐薬品性で優れた特性を持つ反面、自然界では非常に分解されにくい物質であるため、
「永遠の化学物質=フォーエバーケミカル」とも呼ばれています。

そのPFASの中でも、人が取り込んだ場合、体内に蓄積されやすいとして有害性が指摘されているものもあります。
これまで有害性があると指摘されたものが、
「PFOS/ペルフルオロオクタンスルホン酸」
「PFOA/ペルフルオロオクタン酸」
「PFHxS/ペルフルオロヘキサンスルホン酸」の3種類で、
既に国際条約で製造・使用・輸入が禁止されています。

日本では、PFOSが平成22年に、PFOAが令和3年10月22日に
国内での使用・製造が禁止されました。

現在、法的な規制値はありませんが、人が体内に取り込む水道水については、目標値が設けられています。
日本の目標値は、人が一生涯、毎日2L飲用しても問題ない量として設定されています。

PFOAPFOS
WHO100ng/L以下100ng/L以下
アメリカ4ng/L以下4ng/L以下
日本合計50ng/L以下

※PFHxSについては、現時点で要検討項目となっています。

 

◆健康への影響

PFASの中には、有害性のあるものと、無いものがあります。
「有害性がある」とされているものでも、健康への影響については十分な根拠は示されていません。
海外の研究機関では、人が体内に取り込むことで懸念される影響として、「動脈硬化などの原因となる脂質異常症」「腎臓がん」「抗体反応の低下(ワクチン接種による抗体ができにくい)」、「乳児・胎児の成長・発達への影響」の4項目が挙げられています。
なお、PFASには「フッ素樹脂」といわれるプラスチックも含まれていますが、水溶性ではないため、体には取り込まれないとされています

 

◆監視体制

目標値を超える数値が確認された地域は、分かっているだけでも全国で100か所を超えています。
地下水では、目標値の10倍(500ng/L)を超えたところもあります。
現在、各水道局が監視体制を強化しています。

 

この度、新ブランドとして7月1日より販売開始した当社製品「卓上型浄水器GOQURIA(ゴクリア)」は、
一般社団法人 浄水器協会が定める浄水器の除去性能等試験方法に関する規格基準において「PFOS・PFOA」をクリア(除去対応)しています。

 

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